世界はそれを愛と呼ぶ


「四季の家の現状、皆様の現在のお立場、御園家御当主が望まれていること、それらはある程度、私は把握しております。なので、説明は不要。しかし、加減が─……」

「─あっ、ちょっとぉ〜早いよ、朝霧」

淡々と話す朝霧の肩に触れた、ツインテールのメイド。

「あ、祈もいんじゃん」

「やっほー、相馬といい、うちの弟といい、めちゃくちゃにやったね!見てて気持ちよかった!」

両手をぱんっと合わせて、にっこりと笑う彼─神宮寺祈は、慧や叶夢の


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これが愛じゃなければ

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「私、お姉ちゃんの妹で幸せだったよ」 ─妹が死んだ。片割れで、命よりも大切な。 いつもにこにこで、皆に愛されて、可愛くて。 両親が亡くなってからずっと、 妹だけが私の世界の全てだったのに。 ☪ ‎ 水無瀬燈(ミナセ アカリ) × 東雲蒼依(シノノメ アオイ) ☪ ‎ 「……私がやります」 瓜二つの、双子の妹の夢は女優だった。 私はそんな妹を応援してて、妹は超人気女優になった。 そんなある日、妹が憧れていた伝説的な番組。 きっとこれから先も、歴史に残る名番組。 その出演を果たすことなく死んでしまった妹の為、何より、可愛い妹は確かに生きていたんだという証のため、私は妹として出演した。 そして、その番組を境に引退。 ─芸能界から姿を消す道を選んだ。 あの番組を辞退出来なかった私のエゴと、 勝手に妹の気持ちを推測した、私の限界。 「俺と結婚しませんか?」 ……そんな最後の芸能界で、貴方は言った。 私を視界に映して、微笑みながら。 “一目惚れなんです”と。

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