《DOOM》


「そんでね、オマエが二つ合わせて
『音速メテオロイド』
にしようって決めたんだよ。
なんかさ、
“パッと光って、一瞬で見えなくなるくらいの速さだとしても、見た人の心には一生残るでしょ”ってさ。
“それでいいんじゃないか”って、“そういう音目指そう”って。
だから、俺ら二人賛成したんだよ」


「そうですよ。たまには、的を得たコト云うんだなって感心したんですから」


「へ? そうなの?
うーん……なんとなく覚えてるような……ないような……?
オレ、酔ってたっけ?
アレ? お酒なんか飲んでたっけ?」


「「はあぁぁぁぁぁー」」


いったい、この短い時間に何度目の溜め息なのか、もはや二人には分からなくなっていた。




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