Goodbye Myboyfriend

音色side

音色「んー、よく寝た〜」

私の名前は、小野寺音色。

23歳のシングルマザーです。

今は、4歳の双子の姉妹を育てています。

音色「可愛い〜」

私の両隣でスヤスヤと眠っているのが、私の宝物の輝星(かほ)と輝空(きあ)。

この子達を守るなら、私の夢を諦める。

そう決めて、この子たちを産んで早、4年。

双子の成長には、毎日驚かされる。

輝星「ママ〜」

輝空「ねぇね〜」

二人とも、いつも私に抱きついて寝てるから、私が起きると二人も起きるんだよねぇ。

音色「二人とも、おはよ〜」

輝星、輝空「おはよう〜」

ホントに、2人って二卵性だけど言動は似てるんだよね。

それが、また可愛くってしょうがない。

音色「二人とも、リビングに行こっか?」

輝星、輝空「うん!」

2人と手をつないで、リビングに向かうと、私の姉妹たちがドタバタと朝の支度をしていた。

音色「有咲お姉ちゃん、詩遠お姉ちゃん、椿姫お姉ちゃん、希果、おはよう」

私は、5人姉妹の4女で、上から有咲(ありさ)、詩遠(しおん)、椿姫(つばき)、そして私…音色(ねいろ)、希果(のか)の5人姉妹。

そして、私の娘である…輝星と輝空の7人家族。

私達の両親は、もうこの世には居ない。

母の小野寺歩(おのでらあゆみ)は、末っ子の希果を産む時に不慮の事故で亡くなった。

父の小野寺麻陽(おのでらあさひ)は、8年前、癌が発覚して帰らぬ人に…

当時、有咲お姉ちゃんは大学生。

詩遠お姉ちゃんは、専門学生。

椿姫お姉ちゃんは、高校生。

私は、中学生。

そして、末っ子の希果は、まだ小学生。

だから、有咲お姉ちゃんや詩遠お姉ちゃんが頑張って働いてくれて、私達姉妹を養ってくれた。

そんな、お姉ちゃんたちには感謝してもしきれない。

有咲「じゃあ、私は仕事に行くわね」

この時間になると有咲お姉ちゃんは、仕事に出かける。

そして、暫くすると詩遠お姉ちゃんと椿姫お姉ちゃんも仕事に行く。

希果「私、学校行ってくる」

末っ子の、希果は絶賛反抗期中。

まあ、中学生で伯母さんになるとは思ってもいなかっただろうしな…

この時間になると、私と娘達の3人きりになる。

音色「かほ、きあ。朝ごはん食べちゃいな」

輝星、輝空「はーい」

二人って、ホントに似てて可愛い〜

そう思いながら、テレビを付けた。

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