すべての愛を君だけに。

しっかりしないと!


わたしはしっかりパックを持ち直して駆け足で売り場である教室へ向かう。






「持ってきたよー!」


「雨ちゃん!こっち、少しだけ店番変わって!」


「ええ!?」






クラスメイトの女の子にそう言われ、今度は店番をすることになった。


…もっと穏やかな文化祭を想像してたのに。


でも大盛況みたいでよかった。
頑張って準備したかいがあったなー。


途切れないお客さんの列を少しの間、捌いて戻ってきたクラスメイトと交代。


唐揚げが少ないか…。


教室から出て調理場へ向かう途中。






「おねーさん!」


「はい?」


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