すべての愛を君だけに。

困らせたくない。


わたしの存在を邪魔だと思われたくない。


深く考えすぎだって思う。


だけどそう思わずにはいられない。







「大丈夫だよ、わたしは。…学校すぐ始まるし」


「ふーん、その割には走って玄関まで来てくれたし、俺のこと抱き締めて離さないし、歩ちゃんを充電してるのとか言って匂い嗅ぎまくるし、寂しい時会いたい時に見るように写真撮るし」


「あー!嘘!!会いたかった!寂しかった!」






反逆にあってしまった…。


大人に逆らうとこういうことになるのね…。
恐ろしい…。






「素直でよろしい」






顔見えないけど…絶対勝ち誇った顔してる!


悔しい…。


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