すべての愛を君だけに。

お腹がすいていたこともありバクバク食べてしまった。


ひとり暮らししている今、コンビニとかスーパーの弁当とかで済ましてしまっていたからこういう夜ご飯は久しぶり。


それに、誰かと一緒に食べると余計に美味しい。


もし雨とずっと過ごせる時がきたら毎日こんな幸せな日が続くのだろうか。






「そういえば」


「何ー?」


「昼休み、金城先生と一緒にいなかったか?」






食事を終え、皿洗いをする俺の隣で洗った皿を拭いている雨に聞いた。


会いたいと思ったのもそうだけど、今日はそれを聞きにも来たんだった。


雨の作った飯食って帰るところだった。


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