すべての愛を君だけに。

「今日もかっこいい!」


「はいはい」


「適当に返事してる…」






歩ちゃんの困った顔。
その顔もかっこよくて困らせたくなる。


胸いっぱいに広がる想い
誰にも言えない秘密。


歩ちゃんが好き。


ずっとずっと好き。


叔父さんと姪がそういう関係にはなれないこと
なってはいけないこと。


いつだったかは覚えてないけれど、この気持ちは言葉に出してはいけないとわかっている。


でも言わなければ大丈夫。


わたしだけの内緒の気持ち。


この高校に進学したのも歩ちゃんが先生として働いてるからで、その分一緒に居れるから。


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