すべての愛を君だけに。

わたししか居ない自分の部屋のベッドの上。


名前を呼んでも…もう返事は聞こえない。


もう、2度と会えない。






「…会いたい、っ」






例え、歩ちゃんがもうわたしに会いたくなくても。
わたしは会いたいよ。


ほんとに…もうわたしには会いたくないの…?


ねえ。


教えてよ。


もうどのくらい泣いたかわからない。
泣いても泣いても、涙が枯れることなんてなくて。


ずっとずっと頭には歩ちゃんのことばかり考えてる。


歩ちゃんは…わたしのこと、考えてるかな…。


それとももう…ほんとに…。




ピコンっと握り締めいてたスマホからメッセージが届いたことを知らせる通知音が鳴る。
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