すべての愛を君だけに。
学校も休んで、様子も変…。
歩ちゃんの傍に行けたらいいのに。
今のわたしには会いに行くことも話を聞くことも出来ない…。
歩ちゃんが何を思っているのかすら分からない。
何も出来ない自分がほんとに嫌になる。
「…あのね、なーちゃん…っ、わたし…!」
なーちゃんに最初から…わたしが歩ちゃんを男の人として好きという所から話を始めた。
冷静に冷静に、と思いながらも気持ちが溢れすぎて言葉を詰まらせながらも話した。
そんなわたしの話が終わるまで何も言わず、背中をさすりながらなーちゃんは聞いてくれた。
引かれても…嫌われてもいい…。
なーちゃんだけにはほんとうのことを知っていて欲しい。