ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜
なんだろ、これ?


私はとりあえず内容を見た。


『双羽彩鈴へ
ごきげんよう、彩鈴。時間がなくて直接伝えられなかったので、この手紙を貴女の下駄箱に入れさせてもらいました。今日もし時間があったら、4時半に橘駅周辺に来てくれないかしら?5時までに来なかったら今日はなしということにするからよろしく。着いたら電話をしてちょうだい。
雨晴華恋より』


読み終わってから、華恋ちゃんからの手紙だということに気がついた。


橘駅は、私の住む家の最寄駅だ。


歩いて5分から10分ほど。


4時半だとちょっと時間は遅いけど、きっとお母さんは許可してくれると思う。


なんの話があるのかは分からないけれど、行かなきゃいけない気がする。


そんな予感を感じ取った私は、今日橘駅に行くことを決めた。


家に帰ってお母さんに相談したら。


「もちろんいいに決まってるよ〜!行ってきなさい?」


と言ってくれて、すんなり許可をもらうことができた。


私の両親はとても優しいのだ。


家柄にとらわれない、そんな両親が私は幼い頃から大好きなんだ。


私のお母さんは憧れの人だ。
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