ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜
皇くんは用事があるといい、部屋を出て行った。


部屋に残ったのは私と三葉さん。


全く動こうとしない三葉さんに、私は声をかけた。


「あの、帰らないんですか?みなさんもう部屋に戻りましたけど…」


「あなたと話したいことがあります。お時間いいですか?」


いつも以上に真剣にいうものだから、少し緊張しながらもうなずいた。


すると、三葉さんは頭上に手を当てる。


手がおりた時一瞬固まってしまったのは、三葉さんの髪色がまるでパッと変わったように見えたから。


メガネも外した三葉さんの姿は、異常と言ってもいいほどに美しかった。


きれいに透けている水色の髪と瞳を見ると、別人なのではないかと錯覚した。


「他言無用でお願いしたいんだけど」


口調も普段とは違って、とても優しかった。


「私のお話、改めて聞いてくれるかな?」


私は少し考えた後、深くうなずいた。
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