ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜
後悔と
華恋ちゃんが真白くんの前で死んでる?っていったいどういうことなんだろう。
でも、真白くんは華恋ちゃんに異様に執着しているような気もする。
それに、華恋ちゃんを好きみたいだし。
「華恋さんと斗亜はお互い想い合ってた。でも、華恋さんは想いを告げることはできなかったんだよ」
「…なんで?」
「華恋さんは当時仲間と争いをしていて、いつ死ぬかわからなかった。でも、ようやく決着がつくってなって…。でも、その時に死んじゃったんだ」
そう悲しそうに言う天音さんの表情に疑問を持った。
それがどう関係あるのか、と。
「華恋さんは知ってたんだ。その時に死ぬって。わかってたから、斗亜には告げなかった」
「ど、どういうことですか…?」
「つまり、華恋さんはもう死んでしまう斗亜に自分を忘れてほしかった。早くに死ぬとわかっている自分と付き合ってほしくなかったんだよ。でもさ、考えてみてよ斗亜の気持ちを。華恋さんが死んで相当苦しかったはずなんだよ。でも、華恋さんが死ぬとわかっていて戦場に立ってたって知ったら…」
そう言われて、やっと気がついた。
真白くんの執着の理由。
目の前で死んでいく好きな人に、なにもできなかったことを悔やんだ。
でも、自分にはできることがあったと気がついたんだ。
もし華恋ちゃんが真白くんに「死んでしまう」と告げていたなら。
もし、もしって——。
何度も考えたはずだ。
「僕はそんなにも頼りなかったのかって思ったよ。そしてまた、華恋は消えかけてるんだよ」
その言葉に、勢いよく視線をドアに移した。
そこに立っていたのは、話題の中心人物である真白くんだった。
すごく冷めた表情にゾッとした。
「今が17歳でしょ?だから、あと1年と持たないんだよ」
空気がさらに張り詰めた。
華恋ちゃんが、あと1年も経たずに死ぬと言ったの?
「華恋は俺に言ってくれなかった。でもあの時、俺は気がつくことができたはずだった。だからっ…!!今度こそ、守るんだ」
今までで見た1番苦しい表情。
好きな人が死ぬとわかっていて見過ごすなんてできない。
その決意が、真白くんからは読み取れた。
そして、天音さんがゆっくりと口を開いた。
「うん。天音も同じ。華恋さんが大好きだから、死んでほしくない。生きてほしい。だからね、ありちゃんとゆめちゃんにこの話をしたの」
「え…?」
いきなり自分の名前が出てくるものだから、驚いてしまった。
いったい、私達になにができるのだろう。
天音さんはなにを望んでるの?
「ふたりならきっと華恋さんを救える。華恋さんを大切に想っているふたりがいれば、きっと華恋さんの中の“過去”っていう“呪い”を解けるはずなんだ。華恋さんの呪いはまだ続いてるんだ。だから、早くそれを解いてあげたいの」
私と彩鈴ちゃんは、お互いに顔を見合わせた。
その表情からは決意がみえた。
華恋ちゃんと会って過ごした時間は少ないけれど、彩鈴ちゃんも私も華恋ちゃんが大好きなんだ。
友達が困っていたら助けてあげるんだ。
私は勢いよく立ち上がって言った。
「わかりました!華恋ちゃんを絶対救って見せます!」
「私も!協力するから!」
私達4人は頷いた。
それから、真白くんが優しく笑って言った。
「ありがとう」
その言葉と同時に涙を流したことには、誰も触れなかった。
わかっていたからだろう。
真白くんはきっと、怖くてたまらないんだ。
華恋ちゃんを失いたくなくて。
でも、真白くんは華恋ちゃんに異様に執着しているような気もする。
それに、華恋ちゃんを好きみたいだし。
「華恋さんと斗亜はお互い想い合ってた。でも、華恋さんは想いを告げることはできなかったんだよ」
「…なんで?」
「華恋さんは当時仲間と争いをしていて、いつ死ぬかわからなかった。でも、ようやく決着がつくってなって…。でも、その時に死んじゃったんだ」
そう悲しそうに言う天音さんの表情に疑問を持った。
それがどう関係あるのか、と。
「華恋さんは知ってたんだ。その時に死ぬって。わかってたから、斗亜には告げなかった」
「ど、どういうことですか…?」
「つまり、華恋さんはもう死んでしまう斗亜に自分を忘れてほしかった。早くに死ぬとわかっている自分と付き合ってほしくなかったんだよ。でもさ、考えてみてよ斗亜の気持ちを。華恋さんが死んで相当苦しかったはずなんだよ。でも、華恋さんが死ぬとわかっていて戦場に立ってたって知ったら…」
そう言われて、やっと気がついた。
真白くんの執着の理由。
目の前で死んでいく好きな人に、なにもできなかったことを悔やんだ。
でも、自分にはできることがあったと気がついたんだ。
もし華恋ちゃんが真白くんに「死んでしまう」と告げていたなら。
もし、もしって——。
何度も考えたはずだ。
「僕はそんなにも頼りなかったのかって思ったよ。そしてまた、華恋は消えかけてるんだよ」
その言葉に、勢いよく視線をドアに移した。
そこに立っていたのは、話題の中心人物である真白くんだった。
すごく冷めた表情にゾッとした。
「今が17歳でしょ?だから、あと1年と持たないんだよ」
空気がさらに張り詰めた。
華恋ちゃんが、あと1年も経たずに死ぬと言ったの?
「華恋は俺に言ってくれなかった。でもあの時、俺は気がつくことができたはずだった。だからっ…!!今度こそ、守るんだ」
今までで見た1番苦しい表情。
好きな人が死ぬとわかっていて見過ごすなんてできない。
その決意が、真白くんからは読み取れた。
そして、天音さんがゆっくりと口を開いた。
「うん。天音も同じ。華恋さんが大好きだから、死んでほしくない。生きてほしい。だからね、ありちゃんとゆめちゃんにこの話をしたの」
「え…?」
いきなり自分の名前が出てくるものだから、驚いてしまった。
いったい、私達になにができるのだろう。
天音さんはなにを望んでるの?
「ふたりならきっと華恋さんを救える。華恋さんを大切に想っているふたりがいれば、きっと華恋さんの中の“過去”っていう“呪い”を解けるはずなんだ。華恋さんの呪いはまだ続いてるんだ。だから、早くそれを解いてあげたいの」
私と彩鈴ちゃんは、お互いに顔を見合わせた。
その表情からは決意がみえた。
華恋ちゃんと会って過ごした時間は少ないけれど、彩鈴ちゃんも私も華恋ちゃんが大好きなんだ。
友達が困っていたら助けてあげるんだ。
私は勢いよく立ち上がって言った。
「わかりました!華恋ちゃんを絶対救って見せます!」
「私も!協力するから!」
私達4人は頷いた。
それから、真白くんが優しく笑って言った。
「ありがとう」
その言葉と同時に涙を流したことには、誰も触れなかった。
わかっていたからだろう。
真白くんはきっと、怖くてたまらないんだ。
華恋ちゃんを失いたくなくて。