ヤクザとお嬢と時々姫と2
「姐さん!どうか美月を俺にください。」
「…ダメよ♪」
「母さん!;」
「貴方がこの子を心から愛してるのも、知ってます。この子に何かあったら貴方がトチ狂うのも知ってます。でも…。」
「貴方…、ヤクザでしょ?」
「母さんだってヤクザと結婚したでしょ?;」
「美月すまない、少し静かにしてくれ。」
「……うん。」
「ヤクザだから、、私と同じ目に合わせたくないの、」
「?;」美月は分からなかった。
「いつ命が脅かされるか分からない、この幸せが無くなるんじゃないかって、いつもヒヤヒヤして…。」
「この子にはカタギの人と結婚して欲しいのよ。」
「…そう、ですよね。」
「姐さんでも俺は…限りある幸せでもいいんです。ただ美月と一緒に居たい。」
颰は頭を下げた。美月も頭を下げた、
「私、颰じゃないと、、結婚しないから!」
「え?なに…?にこっ怒」イラッとしてる姐さん。
「孫の顔見せてあげないんだから!!」
「な、なな、何言ってるの!美月ちゃん!」
「母さんが孫を見たいの私知ってるんだから。」
「私は、颰とじゃないと子作りしないから!」
「美月…!////;」颰が焦る。
わちゃわちゃしてる所に凛が紅茶を飲みながら、
言う。
「もーえぇやん。結婚させても。」
「凛ちゃん!;泣」姐さんが言う。
「颰さんと美月の子供はさぞ美形が産まれるだろ〜なー?」
「………いい。」
「え?」美月と颰が言う。
「いいわ。分かったわ、良いわよ。…ただし、美月を泣かせないこと。絶対、美月を幸せにすること。」
「分かりました。」颰は頭を下げた。
「ありがとう、お母さん!泣」
「ありがとう、お姉ちゃん♪」