学校の人気者は私だけを離してくれない
翌日。
冬人くんが話しかけてくる。
「どうした。」
「別に。」
今度は私が避ける側になっていた。
すると。
放課後。
誰もいない教室に連れていかれる。
「ちゃんと言え。」
「……。」
「何怒ってる。」
私はついに言った。
「昨日誰といたの。」
冬人くんが一瞬きょとんとする。
そして。
「ああ。」
納得した顔になった。
「姉貴。」
「え?」
「俺の姉。」
・・・。
数秒固まる。
「お姉さん!?」
「だからそう言ってんだろ。」
顔から火が出そうになる。
また勘違いしていた。
冬人くんはため息をつく。
「お前ほんとすぐ不安になるな。」
「だって……」
「なら聞け。」
真っ直ぐ目を見て言われる。
「勝手に一人で悩むな。」
その言葉が嬉しかった。
だけど。
本当の問題は別にあった。
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