学校の人気者は私だけを離してくれない
###No.4 君だけ

冬人くんが転校するかもしれない。
その話を聞いてから数週間。
私は平気なふりをしていた。
だけど本当は全然平気じゃなかった。
夜になると考えてしまう。
もし離れたら。
もし会えなくなったら。
もし気持ちまで離れてしまったら。
そんなある日。
転校の話以上に衝撃的な出来事が起きた。
朝、教室に入ると見知らぬ女の子がいた。
綺麗な茶色の髪。
モデルみたいなスタイル。
先生が紹介する。
「今日からしばらくこのクラスで過ごします。」
その子は微笑んだ。
「白石美玲です。」
その瞬間。
冬人くんの表情が変わった。
私は見逃さなかった。
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