満員電車。


三時間目 身体測定

男女に分かれて一列で保健室に向かった。

ぱっと見たかんじ

みんな私より大きかった。

その中でも170センチはある女の子がいた。

スタイルも良くて凛とした雰囲気。

思わず見惚れてながめたら向こうも気付いたらしく笑い返してくれた。

絶対いい人だ―

なんて単純なわたし。

測り終えて教室に戻る途中、

「152センチ?ちっちゃいね〜」

とさっきの子が私の紙を覗きこんで言った。

横に並ぶとますます大きい。

でも笑顔がすっごく柔らかくて威圧感は全くない。

てかむしろ惚れちゃう!

「捺岐ちゃんだよね〜可愛いからすぐ覚えちゃった」

そんな口説き文句〜
反則。眩しすぎる!

「あたしのこと麻衣って呼んでね」

うんとか曖昧な返事しかしない私に麻衣は喋り続けた。

教室に着く頃にようやく打ち解けて私もまともに話せるようになった。

だけど今日は午前授業。

せっかく仲良くなったのに。

麻衣は学校のすぐ近くに住んでいるらしい。

校門で別れて駅に向かった。


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