エリート脳外科医の長い恋煩い〜クールなドクターは初恋の彼女を溺愛で救いたい〜
年末休みに入ると、まだ段ボールが残っていた彼のお部屋を一緒に片付けたり、映画を見たり本を読んだり一緒にゆっくりと過ごす時間がとにかく心地が良くて幸せ。
最近は不思議と怖さは感じず、彼と過ごす時間は素直に幸せだと心から思えるようになった事も嬉しかった。
そして、暖かな日差しと共に穏やかに迎えた元旦。
今日は両家へ挨拶に行く予定のため、朝から少し緊張気味でそわそわしていた。
彼の実家に到着すると「優茉、大丈夫?手が冷たい」と両手で温めてくれる柊哉さん。そしてそのまま手を引かれ、ちゅっと軽くキスをする。
「っ!ご実家の前ですよ?」
「大丈夫、誰も見ていないよ」
出迎えてくれた院長は私服姿でリラックスした表情をしていて、昔から家の事を任せている佐伯さんという方の手作りのチーズケーキと紅茶を頂いて少しお話をした。
聞けば、このベリーソースがたっぷりかかったチーズケーキは彼が子どもの頃好きだったものだそう。そして、それを作ってくれるように頼んだのは院長だという。「懐かしいな...」と少し照れくさそうに呟いた彼の横顔は、とても嬉しそうだった。院長と柊哉さんの関係が確実に親子として良い方向に向かっていると感じ、なんだか私まで嬉しかった。
「院長、なんだか嬉しそうでしたね」
「あんなに穏やかな顔の父さんを見たのはいつ以来か思い出せない。全部優茉のおかげだよ、ありがとう」
「いえ、私は何も」
そんな会話をしていたけれど、実家に近づくにつれ不安も膨らみ口数が少なくなる。
「もうすぐ着くけど、大丈夫?」
「...あの、もしも父が失礼な事を言ったらすみません」
「優茉はそれが心配だった?」
「...はい。まだ直接話せていないので、何と言われるか想像が出来なくて...」
「そっか、でも俺は何を言われても優茉と結婚出来るまで諦めないよ。だから俺を信じて?優茉は何も心配しなくていい」
赤信号で止まると、力強い眼差しと共に少し微笑んで頭を撫でてくれた。
最近は不思議と怖さは感じず、彼と過ごす時間は素直に幸せだと心から思えるようになった事も嬉しかった。
そして、暖かな日差しと共に穏やかに迎えた元旦。
今日は両家へ挨拶に行く予定のため、朝から少し緊張気味でそわそわしていた。
彼の実家に到着すると「優茉、大丈夫?手が冷たい」と両手で温めてくれる柊哉さん。そしてそのまま手を引かれ、ちゅっと軽くキスをする。
「っ!ご実家の前ですよ?」
「大丈夫、誰も見ていないよ」
出迎えてくれた院長は私服姿でリラックスした表情をしていて、昔から家の事を任せている佐伯さんという方の手作りのチーズケーキと紅茶を頂いて少しお話をした。
聞けば、このベリーソースがたっぷりかかったチーズケーキは彼が子どもの頃好きだったものだそう。そして、それを作ってくれるように頼んだのは院長だという。「懐かしいな...」と少し照れくさそうに呟いた彼の横顔は、とても嬉しそうだった。院長と柊哉さんの関係が確実に親子として良い方向に向かっていると感じ、なんだか私まで嬉しかった。
「院長、なんだか嬉しそうでしたね」
「あんなに穏やかな顔の父さんを見たのはいつ以来か思い出せない。全部優茉のおかげだよ、ありがとう」
「いえ、私は何も」
そんな会話をしていたけれど、実家に近づくにつれ不安も膨らみ口数が少なくなる。
「もうすぐ着くけど、大丈夫?」
「...あの、もしも父が失礼な事を言ったらすみません」
「優茉はそれが心配だった?」
「...はい。まだ直接話せていないので、何と言われるか想像が出来なくて...」
「そっか、でも俺は何を言われても優茉と結婚出来るまで諦めないよ。だから俺を信じて?優茉は何も心配しなくていい」
赤信号で止まると、力強い眼差しと共に少し微笑んで頭を撫でてくれた。