結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
たしかにそれはちょっと傷つくかもと、史花も密かに頷く。
(でも、余計な期待を持たずに済むから、むしろいいのかな)
言い方の良し悪しはさておき、きっぱり断られたほうが潔く諦められる。その気もないのに連絡先を教える人より、相手のことを考えているのかもしれない。
現在三十三歳の津城優成は数カ月前、三十二歳にして機長に昇進したエリートパイロットである。オーシャンエアラインにおける機長の最年少記録に並ぶ昇進は、じつに八年ぶりだった。
彼はパイロットとしての腕前だけでなくルックスも優れている。コントロールセンターの同僚たちが、恋人にしたい男性ナンバーワンだと話しているのを史花は聞いたことがあった。
「今度、私も津城さんを誘ってみるわ」
CAたちがざわめく中、ひとり薄らと笑みを浮かべていた環が声も高らかに宣言する。
「いよいよ津城さんをロックオン? あ、だけど事業推進部の彼はどうしたの?」
「別れたの」
「え~!? もう!?」
「ええ」
(でも、余計な期待を持たずに済むから、むしろいいのかな)
言い方の良し悪しはさておき、きっぱり断られたほうが潔く諦められる。その気もないのに連絡先を教える人より、相手のことを考えているのかもしれない。
現在三十三歳の津城優成は数カ月前、三十二歳にして機長に昇進したエリートパイロットである。オーシャンエアラインにおける機長の最年少記録に並ぶ昇進は、じつに八年ぶりだった。
彼はパイロットとしての腕前だけでなくルックスも優れている。コントロールセンターの同僚たちが、恋人にしたい男性ナンバーワンだと話しているのを史花は聞いたことがあった。
「今度、私も津城さんを誘ってみるわ」
CAたちがざわめく中、ひとり薄らと笑みを浮かべていた環が声も高らかに宣言する。
「いよいよ津城さんをロックオン? あ、だけど事業推進部の彼はどうしたの?」
「別れたの」
「え~!? もう!?」
「ええ」