結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?

 翌日、フラワーアレンジメント教室が終わったあと、史花は喜乃とカフェでいつものような時間を過ごすことになった。


「史花さん、ごめんなさいね」


 テーブルに着いてすぐ、喜乃が深く腰を折る。


「き、喜乃さん? なんの謝罪ですか!? お顔を上げてください!」


 史花はお尻を浮かせ、大慌てで手を伸ばして喜乃の肩に触れた。


「無理に優成との結婚を勧めてしまって……」
「えっ?」
「昨日のふたりを見ていたら申し訳なくなっちゃったわ。私がわがままを言ったから、史花さんまで巻き込んで。孫の話題まで出してなんとか盛り立てようとしたけど、空回りしちゃったわね」


 喜乃にも史花と優成のぎくしゃくした様子は伝わっていたようだ。

(……当然よね。息も合っていなかったし)

 なんとか取り繕ってはみたものの、今のふたりでは夫婦には見えないだろう。
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