B4サイズに魔法をつめて
第三話
小鳥 ねねこの漫画は、二ヶ月後に掲載されると誌面で発表されていた。
少なからず、ショックだった。
次にデビューを果たすのは、絶対に自分だと信じていたから。
小鳥 ねねこのイラストカットを見る。
やっぱり絵は粗い気がした。
でも、確実に上達しているとわかる。
ストーリーのあらすじも、面白そうで気になってしまった。
最近、漫画を描くことから遠ざかっている。
理由はふたつ。
明石 秀人への気持ちを漫画にしたから、自分の漫画とはいえ、向き合うとつらくなること。
小鳥 ねねこの漫画家デビューで、やる気が削がれたこと。
何もする気が起こらず、ボーッと日々を過ごしている。
二月も下旬が近づく、水曜日。
市立A中学校、二年四組の教室で。
朝のホームルームの前に、冴島くんが真昼の席を眺めてこう言った。
「大谷さん、今日も来ないんだね」
「うん。しばらく休むって言ってたから……」
少なからず、ショックだった。
次にデビューを果たすのは、絶対に自分だと信じていたから。
小鳥 ねねこのイラストカットを見る。
やっぱり絵は粗い気がした。
でも、確実に上達しているとわかる。
ストーリーのあらすじも、面白そうで気になってしまった。
最近、漫画を描くことから遠ざかっている。
理由はふたつ。
明石 秀人への気持ちを漫画にしたから、自分の漫画とはいえ、向き合うとつらくなること。
小鳥 ねねこの漫画家デビューで、やる気が削がれたこと。
何もする気が起こらず、ボーッと日々を過ごしている。
二月も下旬が近づく、水曜日。
市立A中学校、二年四組の教室で。
朝のホームルームの前に、冴島くんが真昼の席を眺めてこう言った。
「大谷さん、今日も来ないんだね」
「うん。しばらく休むって言ってたから……」