B4サイズに魔法をつめて
「ありがとう」

「カメラワークっていうんですかね、色んなアングルで描かれてあって、キャラの様子もよくわかるし、何といってもキャラのアップが惚れぼれします」

「真昼に教わった背景も、頑張ったよ」

「そ、そんな、私は教えたってほどでは……! でも、背景がキレイでした。師匠の背景は、やわらかいタッチで優しいです」



私もそこは意識して描いていたので、嬉しかった。



「ストーリーも、素敵でした」

「え、本当? 実はあまり自信がなくて」

「読後感が良くて、さわやかなお話だと思います。両想いになった主人公と彼の距離感が、初々しくて。特に私は、この彼のキャラが良いと思います」

「そうなんだ?」

「はい、都合の良い動きをしなくて、キャラに厚みも感じます」



ふたりで完成した原稿の感想を言い合っていると。

私の中で達成感がふつふつとわいてきて、心の中が満たされた。



「師匠、あとは投稿するだけですね」
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