B4サイズに魔法をつめて
そうだ。

明石 秀人なら、教えてくれるかも。

だって真昼とあいつは、学級委員の仕事とかで協力関係なわけだし。


明石 秀人の連絡先は知らない……、スマートフォンの中にも登録していない。

どうしよう、でも今頼れるのは、あいつしかいない。



明石 秀人って、どこ住み?

いや、何小だったかも知らない。



……確か、部活はしていたはず。



(何部だっけ?)



記憶を辿る。

あいつのことなんて、今の今まで注目してなかったからなぁ、と若干後悔しつつ、時計を見ると、もう部活も終わる時間が迫っている。



「やばい」



私は久しぶりに制服を着て。

スマートフォンだけ持って、家を出た。






中学校に着くと、私はまず、昇降口にある下駄箱の前まで来た。

明石 秀人の下駄箱を開ける。



(まだ校内にいる)



ここで待っていようか、と悩んでいると、
「は?」
と、背後から声がした。



振り向くと、明石 秀人が立っていた。



「あんた、何してんの? それ、オレの下駄箱なんだけど」
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