足りないよ、白山くん。
「し、失礼します…」
昨日来た時よりもおずおずと入る。
するとすぐに、保健室のソファで横になっている白山くんが目に映った。
「ふぁ…やっと来た」
え……
その感じ、寝てた?
横になっていて癖がついたのか、少し髪がはねていた。
「ごめん遅くなって…」
「んーいいよ。少し寝れたし」
ーーやっぱり寝てた。
「午前中ずっと起きてたから、すっごい眠くて…ふ…ぁ」
再び大きなあくびをして立ち上がった。
あ……そっか。
ちゃんと授業中起きてたもんね。
普段と比べたら、今日白山くんは全く寝ていないことになる。
でもなんで起きてたんだろう…
「…って先生とかは?」
「お昼は委員の仕事だから、いないんだよね」
「そうなんだ……」
保健委員の仕事ちゃんとやってるんだなぁ…
昨日も思ったけど、きっと仕事できるタイプだよね、白山くんって。