クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
里帆を労るように頭を撫でてやる。

「本当、イジワル…」

そう言って里帆は俺の耳に噛み付く。

里帆のこのどこか負けず嫌いみたいな所もまた可愛くて仕方ない。

「褒め言葉だな」

そしてまた里帆を組み敷き覆い被さり腰を沈め律動を繰り返す。

「飛鳥っ…」

里帆に頭を引き寄せられキスをする。

そろそろ俺もヤバい。

律動が激しさを増し、二人の繋ぎ目は溶け合うように絡みついてひとつになったかのような感覚だ。

「ヤバいっ…」

「俺もっ…クッ…一緒に…」

そう言うと里帆はコクコクと頷く。

「飛鳥っ」

「里帆っ…愛してるっ…!」

そして二人一緒に絶頂を迎え、俺は里帆の中にたっぷりの愛を注ぎ込む。

この愛は永遠だというように。

お前を俺が一生この愛で幸せにしてみせるのだと心に深く刻んだ。
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