クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


あの手も…

信号待ちで車を止めて、一瞬だけ掴まれた手首を手でなぞる。

すっぽりと納まってしまった。
男性らしく大きくてゴツゴツしてて逞しかった。
そして意外と温かかった。

次に会えるのは…

って、あと校了になって出版じゃないか!

書影も決まってるし。

入稿して見本が出来た時が会えるチャンスか?

えー、まだ結構先じゃーん。

でも用もないのに会いに来ましたーって言える程私肝座ってないー。

会いたいー。

もう会いたいー。

ギューしたい。

んでギューってされたい。

先生!
私、マジで惚れました!

どうにかしておくれ!

あんなんで釘なんて刺さりません!

そんな事を思いながら家に帰ったのだった。


< 54 / 313 >

この作品をシェア

pagetop