君を思うと、胸がぎゅっと痛くて
バァンッ!!!
何かが、強く打ち付ける音がして、
きゃーっと車の中の混乱する女の人の声が聞こえた。
ーーあれ?
「痛く、無い」
周りを見渡すと女の子、どこかで見た気がする茶色い髪をした女の子が大量の血を流して倒れていた。
車はギリギリのところで、原っぱじゃない方に方向転換し、その女の子のほうに行ったんだ。
私は駆け寄る。
「ねぇ! 大丈夫!?」
「触るなっ!!」
アキがすぐに止血して、心肺蘇生をしているが、女の子は目を覚まさない。
「まだ! 死なせない!!」
すると、女の子はふと青い瞳を開けて言った。
「良かった……未来の鍵……ちゃんとここにあります」
血まみれの手で、胸を抑える。
「何言ってるんだ。君の名前は?」
「びふか……こ……なつ……」
こくり、と、眠るように女の子は意識を失った。
ビフカ……? と聞いた瞬間に私も胸を抑えて、その場にうずくまる。
「冬夜(とうや)……こ、な、つ……今行くね」
今度はそうが近づいてくる。
「さゆっー!!」
「信じてる……そうの薬、未来で待ってる」
「うん、うん……!!」
「隠し事ばかりでごめんね……」
「そんなのいい!」
「ありがとう……どんな未来が来ても、そうを信じてる」
さよなら、私の初恋……
だいすきだったよ
一生分の恋をしたよ。
何かが、強く打ち付ける音がして、
きゃーっと車の中の混乱する女の人の声が聞こえた。
ーーあれ?
「痛く、無い」
周りを見渡すと女の子、どこかで見た気がする茶色い髪をした女の子が大量の血を流して倒れていた。
車はギリギリのところで、原っぱじゃない方に方向転換し、その女の子のほうに行ったんだ。
私は駆け寄る。
「ねぇ! 大丈夫!?」
「触るなっ!!」
アキがすぐに止血して、心肺蘇生をしているが、女の子は目を覚まさない。
「まだ! 死なせない!!」
すると、女の子はふと青い瞳を開けて言った。
「良かった……未来の鍵……ちゃんとここにあります」
血まみれの手で、胸を抑える。
「何言ってるんだ。君の名前は?」
「びふか……こ……なつ……」
こくり、と、眠るように女の子は意識を失った。
ビフカ……? と聞いた瞬間に私も胸を抑えて、その場にうずくまる。
「冬夜(とうや)……こ、な、つ……今行くね」
今度はそうが近づいてくる。
「さゆっー!!」
「信じてる……そうの薬、未来で待ってる」
「うん、うん……!!」
「隠し事ばかりでごめんね……」
「そんなのいい!」
「ありがとう……どんな未来が来ても、そうを信じてる」
さよなら、私の初恋……
だいすきだったよ
一生分の恋をしたよ。