佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
「うん、すぐそこに座ってたから全部聞こえてたよ。」
ヒマリさんが笑いながら佐藤先輩の手に触れた。
私の腕を握っている手を・・・。
凄く凄く自然に・・・。
何回も触っているんだろうなと思うような感じで・・・。
「取り敢えず、離してあげなよ。」
「何で?嫌なんだけど。」
「痛いって言ってたじゃん。」
「・・・・・・・・。」
佐藤先輩は無言でゆっくりとだけど手を離した。
「ごめん、痛かった・・・?」
「はい・・・。」
「ごめん・・・。
でも、晶も悪いと思う。
俺に嘘ついて男と遊んでたとか、それは晶も悪いと思う。」
「竜也が妹離れ出来てないから、妹ちゃんだって言えなかったんじゃない?
そろそろ妹離れしてあげなよ、高2にもなって男子とも遊べないとか可哀想だよ。」
「晶にはまだ早いからダメ。」
「全然早くないよ、高2だよ?
みんな男子と遊んだりしてるよ。」
「他の女子のことなんてどうても良いけど、晶はダメ。」
「煩い”お兄ちゃん"だね〜。
これなら嘘ついて男子と遊ぶしかないね!」
ヒマリさんが困った顔で笑いながら私にそう言ってきたので、それには慌てて口を開く。
「いや、あの・・・っ、嘘っていうか・・・」
「ヒマリには関係ないからマジで黙ってて。」
佐藤先輩がすっっっっごく低い声で、ヒマリさんのことではなく私から目を離すことなくそう言って・・・
「俺も一緒に行って柏木に俺から話すから。
今バッシュだから待ってて、ローファー持ってくる。」
体育館の中に戻ろうとしている佐藤先輩のロンTを、今度は私が掴んだ。
「あの・・・っ、慎也とはちょっと約束があって!
それで慎也ともちょっと遊んでるだけなので!
慎也のことが男子として好きとか、そういうのじゃないので全然大丈夫ですから!!」
「晶はそうだったとしても、向こうはそうじゃないかもしれないからダメ。」
「いや!!慎也は・・・っ」
「”慎也"”慎也"うるさいよ。」
「えっと、柏木は・・・」
「他の男の名前出さないでくれる?
めちゃくちゃムカついてくる・・・。
俺、今めちゃくちゃムカついてるから。
俺に嘘ついて男と遊んでたのもそうだし、何でそいつは晶が胸大きいこと知ってるの?
俺だって昨日触って初めて知ったくらいなんだけど。」
「触ったとか・・・っっ変なことを言わないでくださいっ!
ちょっと・・・・手が当たっちゃっただけじゃないですか・・・っ。」
「女バスの子がバラしてたのと実際に当たったから俺は知れたけど、あれくらい当たったくらいじゃ普通分かんないよね。
そいつは何、ガッツリ触ってきたの?」
「そんなわけないじゃないですか・・・っ」
「服の中から胸見てきたの?」
「違いますよぉぉ・・・・。」
「あ・・・自分から見せたの?」
そんな有り得ないことを言われ、顔も耳も・・・全身も熱くなりながら、答えた。
「く、口で・・・・・・。」
両手で頬を隠しながら、下を向くのを我慢しながら佐藤先輩に言った。
そしたら、佐藤先輩がすっっっっごく驚いた顔をして・・・
「は・・・?口で・・・?え、しゃぶったの?」
そんなよく分からないことを聞かれた。
「え、ごめんなさい、何ですか?」
「・・・・・・いや、マジで”何ですか"だよね、ごめん。
そんなに可愛い顔で”口で"とか言われたら急にそっちが浮かんで。
ヤバい、今死ぬかと思った・・・。
俺だって晶にそんなことさせようと思ったこともないのに、晶がそいつにそんな気持ち悪いことをしたのかと思ったら、マジで死ぬ寸前だった・・・。
ていうかさ、顔あんまり赤くしないように頑張って・・・。
そういう顔、男には見せないように気を付けて・・。」
「ごめんなさい・・・、私・・・バスケしかしてこなかったから・・・。」
「・・・・それも嘘じゃん、”慎也"と遊んでるじゃん。
何して遊んでるんだよ・・・?
・・・言葉だけでもエロい話して遊んでたんだろ・・・。
だから昨日”付き合いたい"とか、”エッチしたい"とか出てきたんだろ・・・。
昨日俺としたエロい会話みたいなやつ、”慎也"とも先にしてたのか・・・。
そんな顔で”慎也"のアソコ・・・昨日俺のも大きくしたみたいに、デカくさせた・・・?」
私にはレベルが高過ぎる話で、無言で首を横に振るしか出来ない。
「ねぇ、竜也、あのさ・・・」
「ヒマリ、教室行ってて。
朝練中は一切構えないから来ないでって何度もお願いしてるよね。
俺、朝練中はバスケ以外のことなんてしたくないから。
あと・・・」
言葉を切った佐藤先輩がヒマリさんのことをやっと見た。
そして・・・
「今までの彼女にも言ってたことだけど、俺が晶と話してる途中で話し掛けてこないで。」
そんな、私が初めて知ることを、言った・・・。
ヒマリさんが笑いながら佐藤先輩の手に触れた。
私の腕を握っている手を・・・。
凄く凄く自然に・・・。
何回も触っているんだろうなと思うような感じで・・・。
「取り敢えず、離してあげなよ。」
「何で?嫌なんだけど。」
「痛いって言ってたじゃん。」
「・・・・・・・・。」
佐藤先輩は無言でゆっくりとだけど手を離した。
「ごめん、痛かった・・・?」
「はい・・・。」
「ごめん・・・。
でも、晶も悪いと思う。
俺に嘘ついて男と遊んでたとか、それは晶も悪いと思う。」
「竜也が妹離れ出来てないから、妹ちゃんだって言えなかったんじゃない?
そろそろ妹離れしてあげなよ、高2にもなって男子とも遊べないとか可哀想だよ。」
「晶にはまだ早いからダメ。」
「全然早くないよ、高2だよ?
みんな男子と遊んだりしてるよ。」
「他の女子のことなんてどうても良いけど、晶はダメ。」
「煩い”お兄ちゃん"だね〜。
これなら嘘ついて男子と遊ぶしかないね!」
ヒマリさんが困った顔で笑いながら私にそう言ってきたので、それには慌てて口を開く。
「いや、あの・・・っ、嘘っていうか・・・」
「ヒマリには関係ないからマジで黙ってて。」
佐藤先輩がすっっっっごく低い声で、ヒマリさんのことではなく私から目を離すことなくそう言って・・・
「俺も一緒に行って柏木に俺から話すから。
今バッシュだから待ってて、ローファー持ってくる。」
体育館の中に戻ろうとしている佐藤先輩のロンTを、今度は私が掴んだ。
「あの・・・っ、慎也とはちょっと約束があって!
それで慎也ともちょっと遊んでるだけなので!
慎也のことが男子として好きとか、そういうのじゃないので全然大丈夫ですから!!」
「晶はそうだったとしても、向こうはそうじゃないかもしれないからダメ。」
「いや!!慎也は・・・っ」
「”慎也"”慎也"うるさいよ。」
「えっと、柏木は・・・」
「他の男の名前出さないでくれる?
めちゃくちゃムカついてくる・・・。
俺、今めちゃくちゃムカついてるから。
俺に嘘ついて男と遊んでたのもそうだし、何でそいつは晶が胸大きいこと知ってるの?
俺だって昨日触って初めて知ったくらいなんだけど。」
「触ったとか・・・っっ変なことを言わないでくださいっ!
ちょっと・・・・手が当たっちゃっただけじゃないですか・・・っ。」
「女バスの子がバラしてたのと実際に当たったから俺は知れたけど、あれくらい当たったくらいじゃ普通分かんないよね。
そいつは何、ガッツリ触ってきたの?」
「そんなわけないじゃないですか・・・っ」
「服の中から胸見てきたの?」
「違いますよぉぉ・・・・。」
「あ・・・自分から見せたの?」
そんな有り得ないことを言われ、顔も耳も・・・全身も熱くなりながら、答えた。
「く、口で・・・・・・。」
両手で頬を隠しながら、下を向くのを我慢しながら佐藤先輩に言った。
そしたら、佐藤先輩がすっっっっごく驚いた顔をして・・・
「は・・・?口で・・・?え、しゃぶったの?」
そんなよく分からないことを聞かれた。
「え、ごめんなさい、何ですか?」
「・・・・・・いや、マジで”何ですか"だよね、ごめん。
そんなに可愛い顔で”口で"とか言われたら急にそっちが浮かんで。
ヤバい、今死ぬかと思った・・・。
俺だって晶にそんなことさせようと思ったこともないのに、晶がそいつにそんな気持ち悪いことをしたのかと思ったら、マジで死ぬ寸前だった・・・。
ていうかさ、顔あんまり赤くしないように頑張って・・・。
そういう顔、男には見せないように気を付けて・・。」
「ごめんなさい・・・、私・・・バスケしかしてこなかったから・・・。」
「・・・・それも嘘じゃん、”慎也"と遊んでるじゃん。
何して遊んでるんだよ・・・?
・・・言葉だけでもエロい話して遊んでたんだろ・・・。
だから昨日”付き合いたい"とか、”エッチしたい"とか出てきたんだろ・・・。
昨日俺としたエロい会話みたいなやつ、”慎也"とも先にしてたのか・・・。
そんな顔で”慎也"のアソコ・・・昨日俺のも大きくしたみたいに、デカくさせた・・・?」
私にはレベルが高過ぎる話で、無言で首を横に振るしか出来ない。
「ねぇ、竜也、あのさ・・・」
「ヒマリ、教室行ってて。
朝練中は一切構えないから来ないでって何度もお願いしてるよね。
俺、朝練中はバスケ以外のことなんてしたくないから。
あと・・・」
言葉を切った佐藤先輩がヒマリさんのことをやっと見た。
そして・・・
「今までの彼女にも言ってたことだけど、俺が晶と話してる途中で話し掛けてこないで。」
そんな、私が初めて知ることを、言った・・・。