佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
佐藤先輩のそんな衝撃的なオチには驚き、そして・・・・
「・・・・・・・・っっっ」
泣いた。
少しだけ・・・いや、かなり期待をしてしまっていた。
だって、あそこからこんな最後に繋がるなんて思いもしなかった。
佐藤先輩のバスケのフェイントはめちゃくちゃヤバいけど、こんなに泣くほどの佐藤先輩のフェイントは見たことがないし聞いたこともない。
「あれ、泣くほど感動しちゃった?
さっきのお母さんからの言葉にも泣きそうにはなってたけど泣いてなかったよね。
俺が高2の晶を泣かせちゃった、やった!」
冗談を言って私の涙を止めようとしているのは分かる。
分かるけれど・・・
こんなの、泣く。
普通に振られるよりもきっと辛い。
普通の失恋よりも、こんなのは辛すぎる。
目の前のローテーブルに置いてあるティッシュを取ることも出来ず号泣していると、佐藤先輩がそこからティッシュを抜き取り渡してくれた。
それを号泣しながら受け取り、ティッシュで顔を覆う。
「も・・・・・かえってもらって、いいですか・・・・・っっ」
「え、ここからが本題なんだけど。」
「・・・・・・・うそ・・・・、ムリ・・・・も、むり・・・・・っ」
「俺もマジで無理だと思うやつでさ。
だって俺、晶のことをここまで愛してる兄貴だから、マジで無理でさ。」
勝手に本題に進めてくる佐藤先輩を止めることが出来ない。
この口からはもう嗚咽だけしか出てこない。
膝を怪我した時もバスケのプレーヤーを辞めた時も泣かなかった私が、こんなにも大きく大きく泣いた。
「今日の朝練が終わった時に、"俺は晶の子どものオジサンだけで良いや”って気付いてさ。
それが1番幸せだと思えて、ヒマリとどうやって別れようかなって考えてた所にヒマリから放課後に大切な話があるって言ってきて。」
「・・・・・・・。」
「てっきり別れ話だと思うじゃん?
朝練の時の流れからの"大切な話”とかそれしかないと思うじゃん?」
「・・・・・・・・。」
「大切な話、何だと思う?」
「・・・・・・・・・。」
「外れても良いから。」
「・・・・・・・・にんしんっ、させちゃった・・・・っ」
さっきの子どもの話からはそれしか考えられず、嗚咽を漏らしながら答えた。
「こっっわ!!!それも怖いね!!!
それもヤバい、想像しただけでヤバい。
でも、違う。
それはヤバいことではあるけど俺が死ぬレベルではないからね。
"死ね”と同じレベルのことをヒマリから言われたんだよ。」
それには気になってしまい、号泣しながらだけど首を傾げた。
拭いても拭いても流れてくる涙が、傾けた私の顔から斜め下に流れ落ちた。
その、瞬間・・・
「"私には晶ちゃんのことが妹じゃなくて普通の可愛い女の子にしか見えなくなっちゃった。
だから、私の彼氏の竜也には他の女の子と必要以上に絡んで欲しくない。”だって。」
私の耳に、信じられない言葉が聞こえた。
「・・・・・・・・っっっ」
泣いた。
少しだけ・・・いや、かなり期待をしてしまっていた。
だって、あそこからこんな最後に繋がるなんて思いもしなかった。
佐藤先輩のバスケのフェイントはめちゃくちゃヤバいけど、こんなに泣くほどの佐藤先輩のフェイントは見たことがないし聞いたこともない。
「あれ、泣くほど感動しちゃった?
さっきのお母さんからの言葉にも泣きそうにはなってたけど泣いてなかったよね。
俺が高2の晶を泣かせちゃった、やった!」
冗談を言って私の涙を止めようとしているのは分かる。
分かるけれど・・・
こんなの、泣く。
普通に振られるよりもきっと辛い。
普通の失恋よりも、こんなのは辛すぎる。
目の前のローテーブルに置いてあるティッシュを取ることも出来ず号泣していると、佐藤先輩がそこからティッシュを抜き取り渡してくれた。
それを号泣しながら受け取り、ティッシュで顔を覆う。
「も・・・・・かえってもらって、いいですか・・・・・っっ」
「え、ここからが本題なんだけど。」
「・・・・・・・うそ・・・・、ムリ・・・・も、むり・・・・・っ」
「俺もマジで無理だと思うやつでさ。
だって俺、晶のことをここまで愛してる兄貴だから、マジで無理でさ。」
勝手に本題に進めてくる佐藤先輩を止めることが出来ない。
この口からはもう嗚咽だけしか出てこない。
膝を怪我した時もバスケのプレーヤーを辞めた時も泣かなかった私が、こんなにも大きく大きく泣いた。
「今日の朝練が終わった時に、"俺は晶の子どものオジサンだけで良いや”って気付いてさ。
それが1番幸せだと思えて、ヒマリとどうやって別れようかなって考えてた所にヒマリから放課後に大切な話があるって言ってきて。」
「・・・・・・・。」
「てっきり別れ話だと思うじゃん?
朝練の時の流れからの"大切な話”とかそれしかないと思うじゃん?」
「・・・・・・・・。」
「大切な話、何だと思う?」
「・・・・・・・・・。」
「外れても良いから。」
「・・・・・・・・にんしんっ、させちゃった・・・・っ」
さっきの子どもの話からはそれしか考えられず、嗚咽を漏らしながら答えた。
「こっっわ!!!それも怖いね!!!
それもヤバい、想像しただけでヤバい。
でも、違う。
それはヤバいことではあるけど俺が死ぬレベルではないからね。
"死ね”と同じレベルのことをヒマリから言われたんだよ。」
それには気になってしまい、号泣しながらだけど首を傾げた。
拭いても拭いても流れてくる涙が、傾けた私の顔から斜め下に流れ落ちた。
その、瞬間・・・
「"私には晶ちゃんのことが妹じゃなくて普通の可愛い女の子にしか見えなくなっちゃった。
だから、私の彼氏の竜也には他の女の子と必要以上に絡んで欲しくない。”だって。」
私の耳に、信じられない言葉が聞こえた。