佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
「キャァァァァァッ!!晶せんぱーーーい!!!
ラスト1分でーーーーーす!!!逆転できます!!
逆転できます!!!逆転しちゃいましょう!!!」
女バスの試合中にだってこんなことを言ったことがない磯貝さんが、誰よりも大きな声で私の応援をしてくれている。
やっぱり全然動けていない私の応援を・・・。
「晶先輩めっっっっちゃ格好良いです!!
やっぱり、めっっっっちゃ格好良い・・・!!」
前みたいに全然動けなくなっている私に磯貝さんがこんなことを言ってくれるから、本気は出せないけれど口は出しまくる。
「格好つけてる場合じゃありませんよ!!
ラスト1分切ってます!!!
最後までボールを追いますよ!!
最後までボールを諦めないでください!!」
私にパスが戻ってきたのでドリブルをしながら左手を上げた。
そして、"1本”のポーズをする。
「佐藤先輩がこの男バスも"忍びの里”にして格好つけさせちゃったかもしれませんが!!
残念ながらそれで格好良く見えてるのは佐藤先輩だけですからね!!
女バスだけじゃなくて応援に来てくれる女子達からも、"ボールも最後まで追わないんだね。ガードがめっちゃ凄い男子だから勝ててるだけなんだね。”って言われちゃってますからね!!
泥臭くたって良いじゃないですか!!
泥臭い方が格好良いじゃないですから!!!
最後まで必死に戦い続けてる姿の方が絶対に格好良いです!!」
そう言ってから、佐藤先輩にパスをした。
「みんなフォローしてくれます!!
格好付けてきちゃってください!!!」
男子の中で1番小さくて、女子を入れても学年の中で1番可愛い顔をしていた佐藤先輩。
ミニバスではなく星野君からバスケを教えて貰っていた佐藤先輩のバスケの実力は、中学の誰も知らなかった。
中学の誰も知らないはずだった・・・。
誰も知らないままになるはずだった・・・。
私が、体育館裏とはいえあんなに騒いでいなかったら・・・。
「かぁぁぁぁ・・・・・・っっっこいぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!!!」
あの時と同じリアクションを久しぶりにする。
だって、今のはめっちゃ格好良かった!!
今のはめっっっっちゃ魔法だった!!!!
「しかも入った・・・!!!
シュート入ったじゃぁぁぁん!!!!
やったぁぁぁぁぁ!!!!」
両手を上げて佐藤先輩に近付くと、佐藤先輩もニコッと笑いながら両手を上げ・・・
久しぶりに両手でハイタッチをした。
「同点!!!絶対に勝ちますよ!!!」
「うん。」
「少しは声出してくださいよ!!」
「だって俺、あの魔法使いの弟子だし。
あんな風になりたいじゃん、めっちゃ格好良いじゃん、あんな風にキャーキャー言われたいじゃん。」
「いや、星野君はプロになったくらいの人だし。」
「俺もなるよ。」
佐藤先輩が走りながら私のことを見た。
「俺も絶対にプロになるから。
だから晶が女バスに戻ったら、たまには晶も男バスの試合の応援に来てよ。
それって女バスが負けた時ってことになるけど、たまには・・・たまには、1回くらいは、晶も俺に会いに来てよ。」
そう言われ、私は向こう側にある相手チームが攻めてくるゴールを眺めながら答えた。
「佐藤先輩の彼女に悪いから、これからも行きませんよ。」
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ラスト1分でーーーーーす!!!逆転できます!!
逆転できます!!!逆転しちゃいましょう!!!」
女バスの試合中にだってこんなことを言ったことがない磯貝さんが、誰よりも大きな声で私の応援をしてくれている。
やっぱり全然動けていない私の応援を・・・。
「晶先輩めっっっっちゃ格好良いです!!
やっぱり、めっっっっちゃ格好良い・・・!!」
前みたいに全然動けなくなっている私に磯貝さんがこんなことを言ってくれるから、本気は出せないけれど口は出しまくる。
「格好つけてる場合じゃありませんよ!!
ラスト1分切ってます!!!
最後までボールを追いますよ!!
最後までボールを諦めないでください!!」
私にパスが戻ってきたのでドリブルをしながら左手を上げた。
そして、"1本”のポーズをする。
「佐藤先輩がこの男バスも"忍びの里”にして格好つけさせちゃったかもしれませんが!!
残念ながらそれで格好良く見えてるのは佐藤先輩だけですからね!!
女バスだけじゃなくて応援に来てくれる女子達からも、"ボールも最後まで追わないんだね。ガードがめっちゃ凄い男子だから勝ててるだけなんだね。”って言われちゃってますからね!!
泥臭くたって良いじゃないですか!!
泥臭い方が格好良いじゃないですから!!!
最後まで必死に戦い続けてる姿の方が絶対に格好良いです!!」
そう言ってから、佐藤先輩にパスをした。
「みんなフォローしてくれます!!
格好付けてきちゃってください!!!」
男子の中で1番小さくて、女子を入れても学年の中で1番可愛い顔をしていた佐藤先輩。
ミニバスではなく星野君からバスケを教えて貰っていた佐藤先輩のバスケの実力は、中学の誰も知らなかった。
中学の誰も知らないはずだった・・・。
誰も知らないままになるはずだった・・・。
私が、体育館裏とはいえあんなに騒いでいなかったら・・・。
「かぁぁぁぁ・・・・・・っっっこいぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!!!」
あの時と同じリアクションを久しぶりにする。
だって、今のはめっちゃ格好良かった!!
今のはめっっっっちゃ魔法だった!!!!
「しかも入った・・・!!!
シュート入ったじゃぁぁぁん!!!!
やったぁぁぁぁぁ!!!!」
両手を上げて佐藤先輩に近付くと、佐藤先輩もニコッと笑いながら両手を上げ・・・
久しぶりに両手でハイタッチをした。
「同点!!!絶対に勝ちますよ!!!」
「うん。」
「少しは声出してくださいよ!!」
「だって俺、あの魔法使いの弟子だし。
あんな風になりたいじゃん、めっちゃ格好良いじゃん、あんな風にキャーキャー言われたいじゃん。」
「いや、星野君はプロになったくらいの人だし。」
「俺もなるよ。」
佐藤先輩が走りながら私のことを見た。
「俺も絶対にプロになるから。
だから晶が女バスに戻ったら、たまには晶も男バスの試合の応援に来てよ。
それって女バスが負けた時ってことになるけど、たまには・・・たまには、1回くらいは、晶も俺に会いに来てよ。」
そう言われ、私は向こう側にある相手チームが攻めてくるゴールを眺めながら答えた。
「佐藤先輩の彼女に悪いから、これからも行きませんよ。」
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