佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
そんな顔の佐藤先輩にはビックリしたけれど、先輩とはいえ突っ込み所はそこではないので私は慌てながら口を開いた。
「いや、まずは彼女さんが隣にいる時にそういうのは本当によくないですって!!」
「まあ、それもそうだけど、でもそれ以前の話として、うちのマネージャーに手ぇ出す方がダメだよ。」
「いや、そもそも、彼女がいる人が他の女子にそう言うことを言う方がダメですって!!
ですよね!?」
佐藤先輩の向こう側にいる彼女さんに向かって助けを求めると、佐藤先輩の彼女さんは昨日とはまた違った微妙な顔をしながらも笑い、小さくだけど頷いた。
佐藤先輩の彼女は何人も見てきたから知っている。
佐藤先輩の彼女達は段々とこういう表情をすることが増えてきて、そしてその数日後には別れると・・・。
昨日はラブラブな感じでデートをしに行っていたのに一体何があったのか・・・。
「佐藤先輩、今日朝練は・・・?」
そういえば朝練に行っていない佐藤先輩に聞くと、佐藤先輩が少し気まずそうな顔で笑った。
「あ〜・・・・・・うん、ヒマリにお願いされてさ、今日はヒマリと一緒に登校。
昼休みにちゃんと練習します。」
「あ、責めてるわけではなくて!!
彼女さんとの時間も大切ですから佐藤先輩が朝練をしなくて大丈夫なようなら全然良いと思いますよ!!」
佐藤先輩はモテるけれど付き合うと結構短期間で振られることばかりで、その度に佐藤先輩が”やっぱり顔かな"とか”やっぱり身長かな"とか、そんなことを言いながら悩んでいる姿も見ていたので力強くそう言った。
「3ヶ月も続いているのは新記録じゃないですか!!」
「はあ?3ヶ月で新記録とか、守は俺と同レベルのクズ男ってことだけどな。」
「星野先輩と同じにしないでください!!」
謎の5人組で歩き始める。
真ん中に私という意味不明な並び順で。
「それなら守、お前セックス下手なの?」
「あ・・・・そっか、そういうことか。」
「えっ、そんなこと全然ないよ!?」
「この際だからハッキリ言った方が良いぞ?」
「本当に大丈夫っっ!
・・・大丈夫っていうか・・・竜也の指すっごく気持ち良いから、今のままでいいからね?」
「じゃあアレか、チ◯コ小さいのか。」
「それも全然大丈夫なの〜・・・っ!!
全然大丈夫っていうか、それもすっっっごく気持ち良いからね!?
もうっっ!こんなに恥ずかしいことを朝からこんな所で言わせないでよ!!
星野君本当にもうやめて!!」
お兄さんお姉さん方のそんな会話を聞き、全然知りたくない佐藤先輩と彼女さんの話だし、そういう話に全然免疫のない私にはレベルが高過ぎる会話で、下を向きながら歩き続ける。
下を向きながらでも歩き続けていたのに・・・。
「何だよお前、耳まで真っ赤じゃん。」
声だけでも星野先輩が意地悪な顔をしていると分かり、それでも下を向き続けていたら・・・
「・・・・・・っっっ!?」
横から無理矢理私の両頬を片手で掴み、グイッと星野先輩の方に顔を向けられた。
そしたら、死んだ魚の目をしながらもめ〜〜〜っちゃ笑っている星野先輩の顔があって・・・
「お前、良いじゃん。
そんな可愛い顔も出来るのかよ。
可愛い可愛い、顔だけじゃなくて中身まで結構可愛い。
マジで髪の毛伸ばせよ。」
片手で私の両頬をムギュッと更に潰してきた星野先輩に、”やめてください"と言おうとした。
その、前に・・・
「守、晶にはそういうのやらないで。」
佐藤先輩が星野先輩の手首を握り、結構強引な感じで私の顔から離させた。
「いや、まずは彼女さんが隣にいる時にそういうのは本当によくないですって!!」
「まあ、それもそうだけど、でもそれ以前の話として、うちのマネージャーに手ぇ出す方がダメだよ。」
「いや、そもそも、彼女がいる人が他の女子にそう言うことを言う方がダメですって!!
ですよね!?」
佐藤先輩の向こう側にいる彼女さんに向かって助けを求めると、佐藤先輩の彼女さんは昨日とはまた違った微妙な顔をしながらも笑い、小さくだけど頷いた。
佐藤先輩の彼女は何人も見てきたから知っている。
佐藤先輩の彼女達は段々とこういう表情をすることが増えてきて、そしてその数日後には別れると・・・。
昨日はラブラブな感じでデートをしに行っていたのに一体何があったのか・・・。
「佐藤先輩、今日朝練は・・・?」
そういえば朝練に行っていない佐藤先輩に聞くと、佐藤先輩が少し気まずそうな顔で笑った。
「あ〜・・・・・・うん、ヒマリにお願いされてさ、今日はヒマリと一緒に登校。
昼休みにちゃんと練習します。」
「あ、責めてるわけではなくて!!
彼女さんとの時間も大切ですから佐藤先輩が朝練をしなくて大丈夫なようなら全然良いと思いますよ!!」
佐藤先輩はモテるけれど付き合うと結構短期間で振られることばかりで、その度に佐藤先輩が”やっぱり顔かな"とか”やっぱり身長かな"とか、そんなことを言いながら悩んでいる姿も見ていたので力強くそう言った。
「3ヶ月も続いているのは新記録じゃないですか!!」
「はあ?3ヶ月で新記録とか、守は俺と同レベルのクズ男ってことだけどな。」
「星野先輩と同じにしないでください!!」
謎の5人組で歩き始める。
真ん中に私という意味不明な並び順で。
「それなら守、お前セックス下手なの?」
「あ・・・・そっか、そういうことか。」
「えっ、そんなこと全然ないよ!?」
「この際だからハッキリ言った方が良いぞ?」
「本当に大丈夫っっ!
・・・大丈夫っていうか・・・竜也の指すっごく気持ち良いから、今のままでいいからね?」
「じゃあアレか、チ◯コ小さいのか。」
「それも全然大丈夫なの〜・・・っ!!
全然大丈夫っていうか、それもすっっっごく気持ち良いからね!?
もうっっ!こんなに恥ずかしいことを朝からこんな所で言わせないでよ!!
星野君本当にもうやめて!!」
お兄さんお姉さん方のそんな会話を聞き、全然知りたくない佐藤先輩と彼女さんの話だし、そういう話に全然免疫のない私にはレベルが高過ぎる会話で、下を向きながら歩き続ける。
下を向きながらでも歩き続けていたのに・・・。
「何だよお前、耳まで真っ赤じゃん。」
声だけでも星野先輩が意地悪な顔をしていると分かり、それでも下を向き続けていたら・・・
「・・・・・・っっっ!?」
横から無理矢理私の両頬を片手で掴み、グイッと星野先輩の方に顔を向けられた。
そしたら、死んだ魚の目をしながらもめ〜〜〜っちゃ笑っている星野先輩の顔があって・・・
「お前、良いじゃん。
そんな可愛い顔も出来るのかよ。
可愛い可愛い、顔だけじゃなくて中身まで結構可愛い。
マジで髪の毛伸ばせよ。」
片手で私の両頬をムギュッと更に潰してきた星野先輩に、”やめてください"と言おうとした。
その、前に・・・
「守、晶にはそういうのやらないで。」
佐藤先輩が星野先輩の手首を握り、結構強引な感じで私の顔から離させた。