佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
「晶はマジで俺の妹だから、守が相手は絶対に無理。」
「付き合ったら意外と良い奴になれるかもしれねーじゃん、俺。」
「今までの彼女への扱いを見てたら絶対にナイ。」
「そうか?俺可愛い後輩にはそこまで酷いことしねーよ?」
「サッカーチームにいたチロとは今でも仲良くしてるし、それも知ってる。
でも男としてはマジでクズすぎて守は絶対に無理、全然祝えない。」
「いや、たまに俺よりも早く別れてるお前に言われるとムカッとするやつ。
付き合って4日で振られたことあるだろ。」
「5日だよ。」
「誤差だろ!!」
星野先輩が笑いながら突っ込みを入れると、佐藤先輩がやっと星野先輩の手首を放した。
「晶、先に行ってな。」
いつものニコッという笑顔になった佐藤先輩に頷き、私は4人の前を歩き始める。
「5日で振ってきた女とはヤってたのかよ。」
「いや、してない。」
「じゃあアレだ、キスが下手だったんじゃね?」
「キスが苦手なのは自覚があるけど、あの子とはキスもしてない。」
「手汗か。」
「手も繋いでなかった。」
「じゃあアレしかない。
お前、バスケとそこの可愛い妹の話しかしねーからつまんねーもん。」
「あ〜・・・・・、そんなようなことは昨日ヒマリに言われた。
でも俺、引き出しそれくらいしかない男なんだけど。」
「お前、こいつのどこが良いんだよ?」
「私は元々中性的な顔とか可愛い系の顔が好きなのと、優しい所と、あと結構勉強も出来るし、それに・・・うちのバスケ部のレギュラーとか凄いなって。
クラスの友達がみんなで応援に行くっていうから私も初めて男バスの試合を見ることになって、そしたらそこで一目惚れしちゃって。
それで頑張って話し掛けてみたら凄く話しやすくて。」
「女関係は結構なクズだけど、性格は普通に良いしな。
お前何で女として生まれてこなかったんだよ。」
「男で良かったよ、女だったら守から狙われてたわけだし。」
「もう仕方ねーから男のお前でも我慢するか。」
「ねぇ星野君、彼女行っちゃったよ?」
「行っちゃったな。」
「追い掛けなくて良いの?」
「俺もこいつも離れていく女は追い掛けない主義なんだよ。」
そんな話が後ろから聞こえてくるのを、下を向きながら歩き続けた。
「付き合ったら意外と良い奴になれるかもしれねーじゃん、俺。」
「今までの彼女への扱いを見てたら絶対にナイ。」
「そうか?俺可愛い後輩にはそこまで酷いことしねーよ?」
「サッカーチームにいたチロとは今でも仲良くしてるし、それも知ってる。
でも男としてはマジでクズすぎて守は絶対に無理、全然祝えない。」
「いや、たまに俺よりも早く別れてるお前に言われるとムカッとするやつ。
付き合って4日で振られたことあるだろ。」
「5日だよ。」
「誤差だろ!!」
星野先輩が笑いながら突っ込みを入れると、佐藤先輩がやっと星野先輩の手首を放した。
「晶、先に行ってな。」
いつものニコッという笑顔になった佐藤先輩に頷き、私は4人の前を歩き始める。
「5日で振ってきた女とはヤってたのかよ。」
「いや、してない。」
「じゃあアレだ、キスが下手だったんじゃね?」
「キスが苦手なのは自覚があるけど、あの子とはキスもしてない。」
「手汗か。」
「手も繋いでなかった。」
「じゃあアレしかない。
お前、バスケとそこの可愛い妹の話しかしねーからつまんねーもん。」
「あ〜・・・・・、そんなようなことは昨日ヒマリに言われた。
でも俺、引き出しそれくらいしかない男なんだけど。」
「お前、こいつのどこが良いんだよ?」
「私は元々中性的な顔とか可愛い系の顔が好きなのと、優しい所と、あと結構勉強も出来るし、それに・・・うちのバスケ部のレギュラーとか凄いなって。
クラスの友達がみんなで応援に行くっていうから私も初めて男バスの試合を見ることになって、そしたらそこで一目惚れしちゃって。
それで頑張って話し掛けてみたら凄く話しやすくて。」
「女関係は結構なクズだけど、性格は普通に良いしな。
お前何で女として生まれてこなかったんだよ。」
「男で良かったよ、女だったら守から狙われてたわけだし。」
「もう仕方ねーから男のお前でも我慢するか。」
「ねぇ星野君、彼女行っちゃったよ?」
「行っちゃったな。」
「追い掛けなくて良いの?」
「俺もこいつも離れていく女は追い掛けない主義なんだよ。」
そんな話が後ろから聞こえてくるのを、下を向きながら歩き続けた。