DEAR 2nd 〜Life〜
───だから
「──…そう?
まぁどうしても行かないって言うんだったら仕方ないか…。
ちょっとは気分転換になるかと思ったんだけどね…」
「…ごめんね美月…
あたし夕方から同伴で合流するし、せっかくだから萌と二人で学園祭楽しんで来て?ねっ?」
「分かった。じゃあまた合流する時連絡入れるね。」
「うん♪」
────…これでいい。
「───いらっしゃいませ♪お待ちしておりました、愛美です。」
「やぁ愛美ちゃん!わざわざメールありがとう」
────これでいいんだ。
あたしの中での“彩”は消滅してしまった。
───…消滅させなきゃいけなかった。
周りから嫌われる自分にももちろんうんざりだったけど
───あなたに愛された
“彩”も嫌いだった。
だから、もうあなたが好きだったあたしはいない。
どこにもいない───…
「──お疲れ様でーす♪」
「お疲れ愛美ちゃん、また明日ね。」
───深夜2時。
今日も夜が濃くなると同時にHeavenは閉店。
────カツン、カツン…
「…疲れたぁ…」
昼は学校、夜はキャバ嬢、空いてる時間を見計らって課題やレポート作成に営業。
両立には程遠いけど、こうしてフルに身体を動かしている方が余計な事考えないでいいから楽だ。
「…シャワー浴びて課題やっちゃおっかな…」
────カチャ。
ようやく家に辿り着き、鍵を開けて中に入ろうとした瞬間だった。
─────…ヒラッ…
「────?」
目の前に、ヒラリと一枚の紙切れが舞い落ちる。
─────…え……?
─────ヒラッ……
……なに…これ…
────ドクンドクン…
不規則に奏でる心臓のリズムで手が震え、床に落ちた紙切れがうまく拾えない。
───それでも
─────カサッ…
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My Dearest you
From
朝岡 純
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「───っ…!」
─────ガタンッ!