DEAR 2nd 〜Life〜




「えぇ~!?それって誰ですかぁ!?」




儷奈ちゃんは不満そうに口を尖らせ、横でヒヤヒヤしているあたしなんてお構い無しにそう尋ねた。






……や、やめて。




お願い、いくら明日で引退するからってまだ公私混同する訳にはいかないのよ。





お願い!



お願いだからバラさないで~~!!!!!








強く願うあたしとは裏腹に、朝岡さんはフッと笑い──…








─────スッ…







あたしに向かって迷いなく指を差した。







「───っ!」








ヒヤリと背中に冷たい汗が流れ、あたしは耐えきれず床に視線を落とす。








───…終わった。





完全に終わった。









「えっ……えぇぇぇ~!?!?怪しいとは思ってたけど、まさかホントに!?!?」





横で慌てふためく儷奈ちゃんが視界に入り、あたしは泣きそうになりながら






「……ちっ、ちがうの儷奈ちゃん……!これには深い訳が…」








「────え?




愛美ちゃん、朝岡さんの彼女さんの事知ってるの?」









─────…は?







意味が分からず、あたしは朝岡さんの指先を確認。





…すると








「────っ……」







そうやって笑いを必死でこらえている朝岡さんの指先は──…









「───おいマリア!

お前さっきから高い酒飲み過ぎなんだよ!!自粛しろ!」





「うっさい猿。あたしが飲みたいんだから好きなようにさせなよ。」





「キーっ!!!これだから酒飲みは!!!!」





「……ま、まぁまぁ。

マリア、あんま飲み過ぎて潰れんなよ。」





「潰れるわけないじゃない。もっと追加ー。」











────……。






ま、まさか……








「いや、あの人女のあたしから見ても綺麗ですもん!!そりゃあの人が彼女ならあたしなんか勝ち目ないですよ!!」






「……やろ?



俺の自慢の彼女やもん。」






「~~~~~っ、」






「───…あれ。



どうしたん愛美ちゃん。」






儷奈ちゃんと朝岡さんの会話に一人赤面したのはあたし。





……そう。





だって朝岡さんってばあたしを指差したように仕向けて、マリアを指差してたんだ。









───このっ……






ドSっっっっ!!!!!!




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