DEAR 2nd 〜Life〜
いつもいつも守れない
「…そんな事ない…」
「━━━だって現にそうじゃない!
あたしまた朝岡さんを傷付けるんだよ…!?」
いつもいつも
悲しませてばっかりで
交わした約束何一つ守ってあげられない
「…──今日だって…
約束してたのに…
クリスマス一緒に過ごそうって……」
そんな約束さえ
守ってあげられない
「───彩…」
何も無理な事言ってない
ただ一緒に過ごしたいってだけなのに
───こんな…
「……守れない約束ばっかりするなら……
しなきゃよかった……」
────…ポタッ
虚しく表示された朝岡さんの名前に涙が落ちる。
こんなにも自分が無力だなんて思わなかった。
今まで傷つけて待たせた分、少しはあなたを笑顔に出来るかなって期待したあたしがバカだった?
「────…ふ……っ~~~~~~っ」
分からない。
分からないよ。
何が正解で
何が不正解なのか。
あたし達が出逢った事は間違ってた?
それすらも間違ってた?
「────…彩…
お願い泣かないで……
もう……
あたし二人がこれ以上悲しむ顔見たくないよ……っ……」
「……マリア…
マリアぁ───…っ…」
マリアに抱き締められながら泣き喚き、あたしは人生で一番惨めなクリスマスを迎えた。
…ねぇ
それでもね
あたし、絶望の淵で一つだけ答えをすくい上げれたの。
何十億という無数にひしめき合う人の中で
たった一人
あなたに出逢えた事。
この星でたった一つ
あなたに出逢えた奇跡。
後悔してない。
“愛してる”。
…やっぱりね。
これだけは。
どう考えてもこの思いだけは否定出来なかった。
あなたがいなきゃ、
こんな張り裂けそうな痛みを感じずに済んだ。
───だけど
あなたがいなきゃ
あんな絶望の中生きようとも思わなかったから。