契約の愛で結ばれたのは、まさかの敏腕CEO!?~独占欲滾るスパダリは極上溺愛で囲い離さない~
 これまで異性に好意を抱くことは何回もあったけれど、彼らは皆、気がつくと優香と付き合っていた。

(好みが似ているのよね。優香と私だったら、当然優香が選ばれるわ。私でも優香を選ぶもん)

 うんうんと頷いていると、突然優香にぎゅっと抱きしめられた。

「もーこんな話聞かせてごめんねぇ……茉莉花だーいすき!」
「あはは。私もだよ」

 ずっと隣にいてくれて親友。
 淡い恋心なんかより、ずっと大切だった。

「茉莉花はどうなの? 最近好きな人出来た?」
「私は……別に。仕事ばっかだよ」

 自分で口にした「仕事」という単語にげんなりした。
 優香は茉莉花の様子に気づかず目をキラキラと輝かせている。

「そーぉ? 茉莉花は可愛いから、会社の人に手を出されてないか心配だよー。今日元気ないし、何かあったんじゃなーい?」
「そんなことあり得ないよ。あ……でも先輩に告白されたんだ。お断りしたら……ギクシャクしちゃって、ちょっと仕事が憂鬱かも」

 優香は目を丸くして驚いていた。
 恋バナが好きな優香だが、茉莉花が告白されたことが意外だったのだろう。

 学生時代、茉莉花に恋愛沙汰なんて一つもなかったのだから。


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