青空の下の約束
夢の中
気(き)がつくと、私(わたし)はどこかの教室(きょうしつ)に立(た)っていた。

「え…ここどこ…?」

最初(さいしょ)は戸惑(とまど)っていたけれど、落(お)ち着(つ)いて教室内(きょうしつない)を見回(みまわ)してみた。

すると…

「…中学校(ちゅうがっこう)?」

そう。私(わたし)は自分(じぶん)が通(かよ)っていた中学校(ちゅうがっこう)の教室(きょうしつ)に立(た)っていたのだ。

みんなは机(つくえ)の上(うえ)にお弁当(べんとう)を広(ひろ)げて楽(たの)しそうに食(た)べている。

今(いま)は昼休(ひるやす)みみたいだ。

慌(あわ)てて自分(じぶん)のカバンを見(み)てみると、お弁当(べんとう)が入(はい)っていた。

…みんなも食(た)べてるし、私(わたし)も食(た)べた方(ほう)が良(い)いかな?

そう思(おも)い、お弁当(べんとう)の蓋(ふた)を開(あ)けると…

「……え?」

無(な)い。

お弁当(べんとう)の中身(なかみ)が無(な)い。

私(わたし)が言葉(ことば)を失(うしな)っていると、一(ひと)つの男子(だんし)の集団(しゅうだん)が近(ちか)づいてきた。

「な、何(なに)…?」

「お前(まえ)あんま食(く)わなさそうだったから、中身捨(なかみす)てといてやったよw」

「陰(いん)キャにはこーゆー惨(みじ)めな姿(すがた)がお似合(にあ)いだなww」

そう言(い)われた途端(とたん)、嫌(いや)な記憶(きおく)が蘇(よみがえ)ってくる。

そうだ。

私(わたし)、中学(ちゅうがく)の頃(ころ)、いじめられてたんだ。

「弁当(べんとう)の中身無(なかみな)いんだったら、弁当箱(べんとうばこ)も捨(す)ててきてやろうか?w」

一人(ひとり)の男子(だんし)がそう言(い)って、私(わたし)のお弁当箱(べんとうばこ)を掴(つか)んだ。

「や、やめて…!」

私(わたし)もお弁当箱(べんとうばこ)を掴(つか)んで、必死(ひっし)に抵抗(ていこう)した。

「あ?何(なん)だよ逆(さか)らうつもりか?」

男子(だんし)が怒(おこ)ったように言(い)う。

怖(こわ)かったけど、何(なん)とか言(い)い返(かえ)した。

「や、やめてください…。お、お願(ねが)…し…す…」

自分(じぶん)の言葉(ことば)が途切(とぎ)れ途切(とぎ)れ聞(き)こえる。
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