俺様同期の執着愛
武本は綾芽の腰に手をまわして撫でていた。あいつ何やってんだと苛立って出ていってやろうと思ったが、綾芽の表情を見て足が止まった。
綾芽は頬を赤らめながら満面の笑みを武本に向けていたからだ。
あれは武本に惚れている顔だ。
そのときにわかった。
綾芽の彼氏が武本だってことが。
武本についての情報はただ取引先の人間ということしか知らなかった。俺だってそこまでの関係なのに綾芽がどうやって彼と親しくなったのか疑問だった。
いや、どちらかといえば武本がどうして事務の綾芽と接触することになったのか、きっかけは何なのか不思議に思った。
毎日会う俺より武本が綾芽に接触する機会のほうが圧倒的に少ないというのに。
俺は武本に敗北したのだ。
認めざるを得なかった。
その後も飲み会で綾芽と一緒になることはあったが、彼女は以前より表情が明るくなっていた。女の顔をしていると思った。
俺はひとりで酒を飲みながら遠目で綾芽を見ていた。
飲み会が中盤になってくると綾芽はしきりにスマホを気にするようになった。武本から連絡でも来ているのだろう。
今までは2次会まで参加していた綾芽は彼氏ができてから早く帰宅するようになった。
このあと武本と会うのか、奴の家に泊まるのか。そのことを想像しただけで胸糞悪くなって酒の量が増えるばかりだった。
綾芽は頬を赤らめながら満面の笑みを武本に向けていたからだ。
あれは武本に惚れている顔だ。
そのときにわかった。
綾芽の彼氏が武本だってことが。
武本についての情報はただ取引先の人間ということしか知らなかった。俺だってそこまでの関係なのに綾芽がどうやって彼と親しくなったのか疑問だった。
いや、どちらかといえば武本がどうして事務の綾芽と接触することになったのか、きっかけは何なのか不思議に思った。
毎日会う俺より武本が綾芽に接触する機会のほうが圧倒的に少ないというのに。
俺は武本に敗北したのだ。
認めざるを得なかった。
その後も飲み会で綾芽と一緒になることはあったが、彼女は以前より表情が明るくなっていた。女の顔をしていると思った。
俺はひとりで酒を飲みながら遠目で綾芽を見ていた。
飲み会が中盤になってくると綾芽はしきりにスマホを気にするようになった。武本から連絡でも来ているのだろう。
今までは2次会まで参加していた綾芽は彼氏ができてから早く帰宅するようになった。
このあと武本と会うのか、奴の家に泊まるのか。そのことを想像しただけで胸糞悪くなって酒の量が増えるばかりだった。