俺様同期の執着愛
【綾芽のターン】

 どうしよう。なんでこんなことになったんだっけ?
 いや、私だってわかってた。男女でホテルに来る意味くらい。
 だけど柚葵のことだからそんなことないって思ってたのに。
 どうしよう。でも、仕方ないよね。

 正直、行為は痛くて嫌いだけど、一回くらいなら付き合ってあげてもいいかな。

「い、いいよ」
「は?」
「柚葵がしたいなら、してもいいよ。今日、愚痴に付き合ってもらったし、お礼のつもりで」
「なんだそれ」

 柚葵の顔が急に強張った。いつもみたいな冗談を言うような空気じゃなくて、わりと真剣な感じだ。
 もしかして私は遊んでいると思われたかな?
 だけど、柚葵はただの同僚だし、特に好かれたいわけでもないから別にいいか。

「ごめん、変なこと言った。忘れて。おやすみ」

 そう言って私が背中を向けて横たわった瞬間、柚葵が覆いかぶさってきた。
 彼は真剣な表情で言い放つ。

「それは同意という意味で捉えていいんだよな?」
「えっ……」
「肌を見せた女を目の前にして理性保てるほど聖人でもないんだけど」

 私はハッとして緩んだバスローブを掴むと急いで肩までしっかり隠した。

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