俺様同期の執着愛
「あー……足りない」
「え?」
「よし、もう一回。いや、今日あと10回くらい……」
「できるわけないでしょ!」

 思わず抗議してしまったあと、私ってこういうところが可愛げがないんだなって思って、ぼそりと訂正した。

「あと……3回くらいなら」

 柚葵が目を丸くしてじっと私を見つめた。
 言ってしまった手前、後戻りはできない。
 もしかしたら今日は食事ができないのかなって一瞬思って、だけどそれでも今は目の前の彼に溺れていたかった。
 という私はもう、頭がおかしくなっているのかもしれない。

 柚葵は私を抱きしめたまま仰向けになった。
 つまり、私は彼に抱きついた格好で上に乗っている。

「ねえ、この眺めも最高なんだけど。ふたりきりだし、いろんなことしよ」

 柚葵は笑みを浮かべながら私を見上げてそんなことを言う。
 私は無性に恥ずかしくなって、彼の胸のぴったりくっついた。
 そうしたら、彼はぎゅっと私を抱きしめて髪をくしゃくしゃと撫でた。

「わ、私も……いろんなこと、したい」

 素直に言葉にしたら、ふたたび体が熱を帯びてきた。

 これはきっと、終われないなって。
 そんなことを覚悟したクリスマスの朝。
 でも最高に幸せ――

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