俺様同期の執着愛
 夜はとても長かった。
 私は柚葵が優しく触れる感覚に酔いしれ、時折彼が夢中に私を求める衝撃に深く溺れた。
 時間が止まったみたいに、永久に柚葵とふたりきりの状態が、ずっと続くような気がした。

「可愛い、綾芽……可愛い」
「っ……」

 柚葵が何度も耳もとで囁くたびに、私は鼓動も熱も高まって、息をするのも苦しくなる。
 それなのに、彼は何度も口づけするから、呼吸が乱れて余計に苦しい。
 
「ゆ、ず……ちょ、っと」

 ため息のような声が出てしまって、それが余計に柚葵に火を点けたみたいだ。

「なに? 可愛いんだけど」
「っ……一回、休んで……」
「だーめ。朝まで休まない」
「ばかなの?」
「そうだよ。お前のことぜんぶ、隅から隅まで愛したい」

 よくもそんな恥ずかしいことが言える。
 だけど、それが無性に嬉しくてたまらない私もどうかしている。

「柚葵……好き」
「俺はもっと好き」

 柚葵の顔がずっと私の近くにある。
 何度もキスを交わしながら時折微笑んで、囁いて、甘い吐息を交わして、ふたたび口づけて、そんなことを数えきれないくらい繰り返した。

 好きの言葉も愛しているの言葉も、お互いの名前も、何度も口にした。

 もう永遠に、今のこの時間が止まってくれたっていいのに――

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