俺様同期の執着愛
 暗くて見えない室内で目線を横に向けるとぼんやり床だけが照らされている。見えないせいで感覚だけが研ぎ澄まされて、柚葵が触れてくる場所がやけに敏感に反応した。
 うつ伏せの状態で枕をぎゅっと握りしめている私の背後で彼は肩が露わになった私の素肌に唇を這わせている。
 いちいちびくりと反応してしまって、恥ずかしくて顔が燃えるくらい熱くなった。
 彼の大きな手が私の胸を覆うように触れたとき、たまらなくなって声を洩らした。

「ねえ、待って。ちょっと、変なの……」 
「何が?」

 柚葵の声と吐息が私の耳を刺激して、びくんと肩が揺れた。胸の奥がぎゅっと締めつけられて、体が心地よく痺れる。

「だって、こんなの……知らない」
「は?」

 柚葵は思いきり不可解というような声を上げた。

 しまった。もしかして変に思われたかな?
 だって仕方ないじゃない。恭一さんはこんなことしなかったんだから。

「ごめん。こういうの、慣れてないの」

 ここは素直に白状することにした。
 別に柚葵に嫌われても問題ないからいいやっていう気持ちと、本音をさらけ出せたおかげで少し楽になった気持ちで私はため息をついた。

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