好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~
5、4、3、2…。



時間になって、俺は慌てて受験番号を目の前の画面に入力した。



ぐるぐると読み込み画面に変わる。



しばらくして…。



『合格』



その二文字が目に飛び込んできた…。



「ごっ…ごう…かく…?」

「すごい! 先輩! おめでとうございます!!!」



俺はなんだか信じられなくて放心状態。



小糸ちゃんがとにかく喜んでる。



俺…合格した…?



小糸ちゃんが俺の肩をバンバン叩いてて。



あ、現実かも…。



「やったー! 先輩が合格したー!」



そう言って小糸ちゃんに抱きしめられて、ようやく俺も正気に戻った。



「えっ、やった~!」

「わーい!」



2人でハイタッチ。



そのまま下に降りて、リビングの母さんに報告した。



「俺、合格した!」

「まじで!? やるじゃん!!」



母さんも超喜んでくれた。



「ちょっと…悠麗くんとこ行こっ」

「へっ?」



小糸ちゃんを引っ張って悠麗くんの家まで行った。



「俺の叔父さん。めっちゃ憧れてて美大受験のアドバイスとかももらった人だよ」

「前アルバムで見せてくれた人…?」

「そうそう」



小糸ちゃんに軽く教えてから、悠麗くんの家のインターホンを鳴らした。



≪はい≫

「風里で~す」

≪おお、開いてるから入ってきな≫

「わかった!」
< 248 / 351 >

この作品をシェア

pagetop