この恋は、終わらないと思ってた
   ❀


「落ち着いた?」


 先輩に声をかけられて、私は何度か頷く。
 夜で人がいなかったのは幸いだけど、先輩の前でがっつりと泣いてしまったのが、恥ずかしくてたまらない。


「じゃ、帰りますか」


 先輩は身体を伸ばしながら言う。
 こんな時間まで付き合ってもらって、申し訳ない思いと感謝でいっぱいだ。


 私も先輩に続いて立ち上がろうとしたとき、手に持っていたスマホに通知が届いていることに気付いた。
 花帆と、先輩からのいいねのお知らせ。


 それを見て、ふと気になったことがあった。
 私のフォロー数は、まだ2のまま。


 私はフォロー欄を開いて、凌空のフォローを外す。
 そして、先輩のアカウントをフォローした。


「春瀬、帰ろ」


 先輩に名前を呼ばれて、私は笑顔を返した。





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