獣と呼ばれる冷酷総長はベルに真実の愛を求める
番外編 お誕生日
南高襲撃の一件から月日が流れて、1ヶ月が経った今。
私は非常に悩み、頭を抱えている。
「みんなー!ちょっと集合、会議!」
隼太くん以外の幹部が揃っている、3人に声をかけた。
「なんだよ会議って…どうせ隼太関係だろ?」
「晴人くん、まだ何も言ってないんだけど」
ソファで寝ていた晴人くんは、気だるげに上半身を起こして、相変わらずの抑揚のない声。
「なあちゃんのことだから、隼太クンのプレゼントどうしようとか?」
「そうなんだけど、なんか普通に怖いよ」
会議の内容を一言も発していないのに、当てるエスパー輝くん。
「あんた顔に出すぎだよ、だからポンコツなんだよ」
「う…仰る通りで」
私の額を軽く指で弾きながら来る颯くん。
頼りになって、力を貸してくれる3人はとても心強いんだけど、こうやって各々ツッコミを入れるのは大変である。
「もうみんな察しちゃってるけど…隼太くんの好きな物ってなに?」
これを皆に聞きたくて、この機会を待っていたのだ。
今日は隼太くんが、柚木くんと北と南の境界線付近の警備について、会議があると出かけた。
ちなみに、あの後柚木くんにも大切な女の子ができた(??)らしくて、一緒にいるのを目撃したと耳にしたことがある。
北高校はベル制度というものだけど、南高校にも同じような制度があると最近知った。
私は非常に悩み、頭を抱えている。
「みんなー!ちょっと集合、会議!」
隼太くん以外の幹部が揃っている、3人に声をかけた。
「なんだよ会議って…どうせ隼太関係だろ?」
「晴人くん、まだ何も言ってないんだけど」
ソファで寝ていた晴人くんは、気だるげに上半身を起こして、相変わらずの抑揚のない声。
「なあちゃんのことだから、隼太クンのプレゼントどうしようとか?」
「そうなんだけど、なんか普通に怖いよ」
会議の内容を一言も発していないのに、当てるエスパー輝くん。
「あんた顔に出すぎだよ、だからポンコツなんだよ」
「う…仰る通りで」
私の額を軽く指で弾きながら来る颯くん。
頼りになって、力を貸してくれる3人はとても心強いんだけど、こうやって各々ツッコミを入れるのは大変である。
「もうみんな察しちゃってるけど…隼太くんの好きな物ってなに?」
これを皆に聞きたくて、この機会を待っていたのだ。
今日は隼太くんが、柚木くんと北と南の境界線付近の警備について、会議があると出かけた。
ちなみに、あの後柚木くんにも大切な女の子ができた(??)らしくて、一緒にいるのを目撃したと耳にしたことがある。
北高校はベル制度というものだけど、南高校にも同じような制度があると最近知った。