お茶目な先輩はダジャレ好き
ユニークなサークルのユニークな先輩



「メェちゃん、
 今日も良いネタ浮かんだから聞いてくれる?」


「いつものダジャレですか?」


「うん。
 いつものようにメェちゃんに評価してもらいたいんだ」


「今日も容赦しませんよ」


「それがいいんだ。
 レベルアップするには愛のムチも必要だから」


「……そうですか。
 だけど『愛』というのは……」


「それじゃあ、
 始めるよ」


「……どうぞ」


 また遮られた。


『愛』とは違う。

 そう言おうとしたのに。


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