救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
魔界の門が開けば、アシエード王国は滅亡してしまう。
それは、疑う余地もなく、確かなことだった。
大魔法使いルーファスの機嫌を損ねず、封印を掛けて貰う三ヶ月間、何故か気に入られたサブリナが粗相をしなければ彼に救って貰えるだろう。
あの時、恋人のお願いだからとルーファスは頷いた。
もしかしたら、それはサブリナと誰かと勘違いしているのかもしれないが、勘違いしたままで進めて貰えるのがアシエード王国にとっては一番に都合が良いことだった。
(嘘をつくのは、嫌だわ……けれど、私がそうしなければ、魔物大暴走(スタンピード)が起こってしまう。それだけは防がなければ)
真面目な性格のサブリナにとって誰かを騙し、それで助力を得ることについて、心の中に何の葛藤もないと言えば嘘になってしまう。
だが、アシエード王国の滅亡と自らの良心の呵責(かしゃく)を秤に掛けて、どちらに傾くのかと問われれば、考えるまでもないことだった。
それは、疑う余地もなく、確かなことだった。
大魔法使いルーファスの機嫌を損ねず、封印を掛けて貰う三ヶ月間、何故か気に入られたサブリナが粗相をしなければ彼に救って貰えるだろう。
あの時、恋人のお願いだからとルーファスは頷いた。
もしかしたら、それはサブリナと誰かと勘違いしているのかもしれないが、勘違いしたままで進めて貰えるのがアシエード王国にとっては一番に都合が良いことだった。
(嘘をつくのは、嫌だわ……けれど、私がそうしなければ、魔物大暴走(スタンピード)が起こってしまう。それだけは防がなければ)
真面目な性格のサブリナにとって誰かを騙し、それで助力を得ることについて、心の中に何の葛藤もないと言えば嘘になってしまう。
だが、アシエード王国の滅亡と自らの良心の呵責(かしゃく)を秤に掛けて、どちらに傾くのかと問われれば、考えるまでもないことだった。