救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
「……数日前に召喚されたルーファス様とはベネディクトは面識がないだろうから、お前に何かあると思ってもおかしくはない。気にするな。彼とは何か行き違いがあるのかもしれないが、お前は今自分がすべき事に集中しろ」
その時父が鋭く視線を光らせたので、サブリナは慌てて頷いた。
「はい。お父様」
「……ルーファス様はサブリナの願いならと、魔界の門の封印を引き受けてくださったんだ。決して、国を救ってくださるという彼の機嫌を損ねてはならぬ。わかったな?」
「もちろんですわ」
しかし、サブリナは今のところ、ルーファスから何も嫌なことはされていない。キスをされそうになったものの、避けてしまっても怒るようなことはなかった。
父から機嫌を損ねてはいけないと指示されても、ルーファスが不機嫌になることはなかった。
初対面で会った時の、あの不機嫌さがまるで嘘のようだ。
「国王陛下も、魔界の門の封印が一朝一夕ではいかぬと理解しながらも、どうなることかと気を揉んでいらっしゃる。どちらにせよ。我がアシエード王国の命運は、彼に手に握られてしまっているのだからな」
その時父が鋭く視線を光らせたので、サブリナは慌てて頷いた。
「はい。お父様」
「……ルーファス様はサブリナの願いならと、魔界の門の封印を引き受けてくださったんだ。決して、国を救ってくださるという彼の機嫌を損ねてはならぬ。わかったな?」
「もちろんですわ」
しかし、サブリナは今のところ、ルーファスから何も嫌なことはされていない。キスをされそうになったものの、避けてしまっても怒るようなことはなかった。
父から機嫌を損ねてはいけないと指示されても、ルーファスが不機嫌になることはなかった。
初対面で会った時の、あの不機嫌さがまるで嘘のようだ。
「国王陛下も、魔界の門の封印が一朝一夕ではいかぬと理解しながらも、どうなることかと気を揉んでいらっしゃる。どちらにせよ。我がアシエード王国の命運は、彼に手に握られてしまっているのだからな」