リアル・アクション・アプリ
目を丸くして質問する私に、昇は当然だといわんばかりに返事をする。
「学校はどうするの? 今来たばかりなのに」

「そんなこと言っていられないよ。このままミス3になったら今度は瞳が……」

そこまで言って知里は口を閉じた。
その次に続く言葉は聞かなくてもわかっている。

「大丈夫。俺たちも一緒に行くから」
「わかった。ありがとう」
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