ポジティブ総長様はネガティブお嬢様を溺愛したくて仕方ない

「えーっと、姫宮さん？どうしました？」


「あっ、すみません！ボーっとしていました」



考え込んでいたせいでオーナーが話しかけていたのに気づけなかったみたいだ。



早速オーナーに迷惑をかけてしまいました。
せめて仕事ではミスしないように頑張らなければ…！



「大丈夫だよ。それじゃあここにサインを…
あ、いつから働けるかな？」



「いつからでも大丈夫です！なんなら今日からでも！」



早くからの方が私としては都合がいいですし…

なんと言っても、いつ拓巳に見つかるか分からないのですから！

今回はいつバレてしまうのでしょう…？

まったく、拓巳ももう少し、私のこと信用してくれてもいいと思います！