ポジティブ総長様はネガティブお嬢様を溺愛したくて仕方ない
それにしても、今まで私を何一つの不自由なく育てて下さったお父様とお母様には、改めて感謝をしなければなりませんね…!



といっても、わが家は会話の少ない家庭なので直接感謝を伝えるのは難しいのでしょうけど。




「ふぁあ…」




激務からの疲れか、単純にいつもならすでに寝ている時間をとうに越しているからか。


堪えきれなかった欠伸が口から零れ落ちる。



まだやらないといけない事がある。

明日の授業の予習もしていなければ、今日の復習も出来ていない。


これからはこんな生活が続くのでしょうか…

成績だけは心配です、




そんな考えを最後に、私の意識は深く、深く、落ちていった。






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